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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2023年05月30日

みんなに水球をはじめてほしい 72

山中です.更新したいと思います.
今回は僕がやっている分析の仕事について書いてみようと思います.

そもそも分析ってどんなことなの?って思う方もいるかもしれません.
分析に関して僕は「客観的な指標をもとに評価をすること」だと考えています.
客観的な指標というと,水球では例えばシュートの本数やゴール数,セーブの%などの数値がそれにあたります.
よって分析の際,基本的には数値で判断できるものを多く用います.
目立つ選手にはゴール数,退水誘発,セービングなど必ずその理由があります.
それを数値化して評価できるようにするというのが分析だと思っています.

また,この数値から何が言えるのかということを示すのも分析の役割だと思っています.
例えば,6回の試合においてA選手のシュート決定率が3/3で100%だったとします.でも一方,B選手は10/30で33%だとします.
この時,A,Bの両選手についてどのようなことが言えると思いますか?
100%という数字だけを見てA選手が強いということが言えるのでしょうか?逆にB選手は33%だからシュートはあまり入らないと言えるのでしょうか?
この数値を見て言えることは,6回の試合においてAは3本しかシュートを打っていない,でもうったシュートを確実に決めているということです.
Bは6回の試合において30本シュートをうっている,そして10得点しているということです.
つまり,Aはシュートが入る場面でしかシュートをうたない,Bはたくさんのシュートをうって点を取る選手だということです.
ここから,Aはシュート圏外(ゴールから遠い位置やシュートが入りにくい位置)ではシュートをうたないことが考えれます.その場合は,他の選手に対してのプレッシャーをキツくするなどの戦術が取れます.
また,Bはボールを持つとシュートを狙ってくることが考えられます.得点を抑えるためにもプレッシャーを強くする必要があります.
そして,さらに分析をしてどのようなシチュエーションや場所で得点し,逆にどのようなシュチュエーションや場所でシュートを失敗しているかを分析すると,より対策を練ることができます.

このように数値を読み解いて話をする必要があります.

選手やチームには特徴が必ずあると思います.
その特徴を数値化して評価する,そしてその結果や考えられることを監督,選手に伝えることが分析の仕事だと思います.
野球やサッカーなど他のスポーツでは分析がかなり進んでいるように思います.
メジャースポーツで人口が多いというのもあります.そして,最近では観客や視聴者が楽しめるような工夫としてデータを出すようにも思えます.

分析をする人は試合に出場するわけでありません.
どちらかというと,試合の時は会場の上でビデオを撮っていることが仕事です.
でも,そこから得られたデータはチームを勝利に近づけるものだと考えています.
やっぱり自分が好きだと思える人やチームには試合に勝って欲しいし,夢やを叶えたり,目標を達成したりして欲しいと思っています.
だからこれからも分析頑張ります!

分析についてまた書いてみようと思います.

それでは!  

Posted by 山中 裕太 at 08:09Comments(0)JAC水球筑波大学